U-NEXT HOLDINGSが8日発表した2023年9月〜24年5月期の連結決算は、純利益が前年同期比56%増の130億円だった。業務用システム事業で、7月に発行された新紙幣向けについて、ホテルなどでの自動精算機の入れ替え特需があった。エネルギー事業でも顧客増に加え、電力の調達価格の下落で収益性が改善した。
売上高は17%増の2355億円だった。主力のコンテンツ配信事業では、5月末時点の動画配信サービス「U-NEXT」の有料会員数は1年前比12%増の433万人に増えた。スポーツや音楽などの分野でコンテンツを拡充したことが奏功した。店舗サービス事業では大型チェーン店の内装工事などの受注が好調だった。
24年8月期通期の連結純利益は34%増の147億円とする従来予想を維持した。同社は「6〜8月で販売促進を強化してコスト増を見込むが、通期予想を上回る可能性もある」と話した。
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