京都信用金庫は8日、JR西大路駅近くの吉祥院支店(京都市南区)を新築し開業した。旧店舗が老朽化していたことから2023年1月から近くの仮店舗で営業していた。通常の窓口営業を午前のみとして、午後は事業承継や資産形成などのサービスにあたる「課題解決型店舗」として位置づける。
新店舗は木目柄が目立つカフェのような明るい内装に仕上げ、旧店舗よりも応接スペースを増やした。京都信金の榊田隆之理事長は「企業価値を高めるために資金の融通以外でも様々な解決策を提供する」と話した。
吉祥院支店は預金量が約510億円と京都信金の中で大規模な店舗だ。周辺には工場も多く、貸出量が預金量を上回る。製造業などの取引先に対してデジタル化支援や事業承継などのサービスを提供する。京都信金は課題解決型店舗を25年までに46店と全体の約半分に広げる方針を掲げている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。