クリエイトSDホールディングス（HD）は8日、2025年5月期の連結純利益が前期比5%増の144億円になる見通しだと発表した。調剤薬局を併設した店舗を中心に出店を継続するほか、購買頻度が高い食品などでお得感を出す価格訴求を強化する。人件費や水道光熱費など販管費の抑制も進める。
売上高は8%増の4576億円を見込む。物価上昇で消費者の節約志向が強まる中、一部商品で価格訴求を継続し客数や買い上げ点数の増加につなげる。調剤部門においては近隣の医療機関との連携や電子処方箋への対応なども進め、処方箋の受付枚数の増加を見込む。プライベートブランド(PB)商品の開発やリニューアルなども実施する。
同日発表した24年5月期連結決算は純利益が前の期比6%増の136億円、売上高が11%増の4223億円だった。化粧品や風邪薬などの販売が好調だった。新たに43店舗のドラッグストアを出店したことも増収に寄与した。
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