東洋製缶グループホールディングスは9日、リサイクル原料を増やした飲料缶向けの蓋を量産すると発表した。同製品は業務提携するUACJと共同で開発し、茨城県の石岡工場での製造する。従来品よりも温暖化ガス排出量を4割減らせる。
これまで缶蓋には強度など品質を保つため新地金を約60%含んでいた。蓋の形状を変更するなどして強度を維持し、新地金の割合を約25%まで引き下げた。使用済み飲料缶などのリサイクル原料を活用する。
東洋製缶が国内で販売する缶製品にも蓋を採用することで、温暖化ガス排出量を14万トン減らせるという。海外向けの缶蓋も開発する。
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