尼崎市の新たなごみ処理施設の完成イメージ

タクマは9日、兵庫県尼崎市から新たなごみ処理施設の設計、建設、運営業務を鴻池組など6社と共同で受注したと発表した。ごみ焼却からの発電効率は25%以上で国内最高水準となり、施設から排出する二酸化炭素(CO2)を抑制する。既存の施設を解体した跡地に建設し、2031年4月から20年間の運営を予定する。受注金額は運営費用を含めて7社合計で約800億円。

尼崎市では2つのごみ処理施設が稼働しているが、ごみ焼却量の減少や施設の老朽化を踏まえて1つに集約する。新施設は高温高圧のボイラーの採用などによって発電効率を従来より高める。太陽光パネルの設置などにより施設の管理エリアはエネルギー消費量を実質ゼロにする計画だ。施設全体からのCO2排出量は国の廃棄物処理施設の基準を3割超下回る見通しだという。

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