ダスキンとAZ-COM丸和ホールディングス傘下の丸和運輸機関(埼玉県吉川市)は9日、大規模災害時の自治体の避難所開設支援に向けた相互協力協定を締結した。ダスキンが持つ冷暖房機器や寝具など避難所設置に必要な資機材を、丸和運輸の物流網を活用して現地に迅速に届ける。地域貢献の一環として、有事に両社の能力と人材を融通する。
ダスキンは車椅子や簡易スロープといった高齢者の避難生活に必要な介護福祉用品や清掃などの衛生サービスも災害時の避難所向けに提供する。大阪府内で記者会見を開いた同社の大久保裕行社長は「丸和運輸機関の物流スピードで物品輸送を実現できる。安心安全を避難所にいち早く届けることは社会的にも大きな使命だ」と力を込めた。
丸和運輸の和佐見勝社長も「相互協力体制を整備できたことで、必要なものを必要な時に必要なだけ届けることができる」と意義を強調した。当面は2社で連携して自治体の防災訓練や避難所開設訓練に協力していく考えだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。