コメダホールディングス(HD)が10日発表した2024年3〜5月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比6%減の14億円だった。世界的なコーヒー豆相場の高騰に加え、円安で輸入食材の仕入れ価格が上昇し採算が悪化した。

売上高にあたる売上収益は6%増の110億円と、同期間としては過去最高だった。主力の「コメダ珈琲店」は国内外で新たに10店舗を出店した。新型コロナウイルス禍からの消費回復に加え、人気キャラクターやチョコレート菓子とのコラボ商品も投入し客足を伸ばした。

4月にはコメダ珈琲店で店頭メニューを値上げしたものの、原材料高や人件費の上昇を転嫁しきれなかった。同社は9月以降、フランチャイズチェーン(FC)加盟店に卸す食材も値上げする方針だ。

25年2月期通期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比5%増の454億円、純利益は6%増の63億円を見込む。

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