白くまくんを前面に押し出し、若年層への認知度向上を図る(東京都世田谷区)

日立ジョンソンコントロールズ空調(東京・港)は東京・二子玉川で11日、夏祭りイベントを始めた。14日まで開催する。子供から大人まで楽しめる遊びを展開し、若年層や家族連れを取り込む。同社が手掛けるルームエアコンのイメージキャラクター「白くまくん」が2025年で50周年を迎えるにあたり、様々なイベント活動で認知度向上を狙う。

白くまくんをコンセプトにした輪投げやアイスホッケーなど4つのゲームを体験できる。家庭用ルームエアコンの最新機種が稼働するドームテントの中で涼むこともできる。SNS向けに写真撮影できるスペースも設置した。

同社が掲げる成長の3本柱のひとつである「ブランド力」を強化し、市場の伸びを超える成長を目指すとしている。白くまくんを前面に押し出したCMや、インスタグラムなどのSNS活動、リアルなイベントの場などを使って認知度を高める。

事業責任者を務める菊地正幸バイスプレジデントは「白くまくんを広く認知してもらい、ブランド力を付けていく足掛かりにしたい」と話した。

1975年に日立のルームエアコンの総称として白くまくんが採用された。初代は本物の白くまの写真が使われていたが、時代の変遷とともにキャラクターデザインも変わり続け、現在の8代目の白くまくんに至る。

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