三協立山は11日、2025年5月期の連結最終損益が15億円の黒字(前期は10億円の赤字)になる見通しだと発表した。1月に発生した能登半島地震による工場被災などで計上した約20億円の特別損失の影響がなくなる。

売上高は2%増の3600億円を想定する。主力のアルミ部材は国内企業の業績改善などで、建材向けの需要が堅調に推移する見通しだ。自動車や一般機械向けの販売も回復を見込む。1株当たり年間配当は25円と5円増配する。

同日発表した24年5月期の連結決算は、売上高が前の期比5%減の3530億円、最終損益が10億円の赤字(前の期は16億円の黒字)だった。

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