新会社はセトニテの宿泊事業も引き継ぐ(岡山県玉野市)

広告や出版を手がけるビザビ(岡山市)は、観光に特化した新会社「たまのユナイテッド」(岡山県玉野市)を設立した。玉野市内で運営するグランピング施設「SETONITE(セトニテ)」の宿泊事業を移し、海外旅行会社へのツアー手配や旅行商品の開発などを担わせる。瀬戸内の観光資源の磨き上げと魅力発信で誘客を強化する。

7月1日付で設立し、本社はセトニテ内に置いた。玉野市など瀬戸内地域の周遊プランを開発したり、外国人向け観光マップを作成したりする計画だ。ビザビの吉田大助社長が代表取締役を兼務する。従業員はセトニテなどからの約5人でスタートし、今後拡充する。

玉野市には島々への玄関口となる宇野港があり、瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)の舞台にもなっている。インバウンド(訪日外国人)は増えているが観光地としての発信力は乏しかった。

このため新会社はビザビが持つ地域情報誌発行などのノウハウやネットワークを生かし、地元事業者を巻き込んで様々な取り組みを進める考えだ。観光誘客を通じて「地域が豊かになる街づくりを目指す」(担当者)としている。

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