美術品の共同保有プラットフォームを手掛けるAND ART(アンドアート、東京・千代田)は16日、社名をAND OWNERS(アンドオーナーズ、東京・千代田)に変更すると発表した。スーパーカーなど美術品以外の資産の取り扱いも始めたことに対応する。
同日から高級スポーツカーのランボルギーニの2車種の取り扱いを始めた。1口10万円で総額4億円分を販売する。運転する権利はなく、基本的に倉庫に保管される。出資者は観賞する機会がある。
同社は2019年にサービスを始め、著名アーティストの作品を自社で仕入れ1口1万円から共同保有できる権利をネット上で販売してきた。保有権を利用者同士で売買できるほか、所有者の同意のうえで外部への売却もできる。これまで47作品を取り扱い、会員数は2万8千人にのぼる。今後、ワインやウイスキーなど美術品以外の資産にもサービスを拡大していく。松園詩織最高経営責任者(CEO)は「若い世代では好きなものに投資をしたいという人が増えており、これからも共同所有の形は広がっていく」と話した。
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