オカムラは中国やASEAN地域で市場開拓を目指す

オフィス家具のオカムラは16日、オフィス向け内装設計などを手掛けるシンガポールのDB&Bホールディングスを完全子会社化したと発表した。オカムラは2021年にDB&Bの株式の70%を取得しており、同日付で残り30%を約60億円で取得した。DB&Bが持つ東南アジア諸国連合(ASEAN)や中国の顧客網を活用し、アジアのオフィス家具市場を開拓する。

DB&Bはデザイン性の高いオフィスの内装設計や特注家具の開発に強みを持つ。23年12月期の連結売上高は約5400万シンガポールドル(約64億円)だった。オカムラは自社デザイナー数人をDB&Bに派遣してデザインの知見を取り込む。ASEANや中国の顧客のニーズを把握し、より現地の事情にあったオフィス家具の開発につなげる。

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