ノーベル製菓(大阪市)は17日、同社のキャンディー「男梅」と東京・押上の銭湯「大黒湯」(東京・墨田)と組みキャンペーンを始めた。露天風呂を「男梅湯」と命名し、甘い梅の香りが漂う赤い薬湯を用意したほか、洗い場の壁にペンキで男梅のキャラクターを描いた。サウナファンからの人気が高い下町の銭湯とコラボして若者の認知度を高める。
キャンペーンは8月12日まで。洗い場の壁には約15時間かけて、男梅のキャラクター「男梅蔵」を描いた。サウナは真っ赤なライトを照らしたドライサウナと、梅と大葉の香りがするスチームサウナの2種類を用意した。サウナの後にはウッドデッキで東京スカイツリーを眺めながら外気浴ができる。
待合室にはキャラクターと写真が撮れる撮影スポットを設置した。入浴した人が参加できる「男梅みくじ」は商品の詰め合わせや独自グッズが当たる。グッズはその場で買える。大黒湯の電子商取引(EC)サイトでも扱う。
男梅はノーベル製菓のロングセラー商品で、キャンディーの他にグミやシートなど品ぞろえを増やしている。他社商品とのコラボにも積極的だ。ただ、消費者の高齢化が進み、若年層への訴求が課題となっていた。
広告宣伝課の佐藤健太氏は「銭湯とのコラボを通じて、新たなファン層を開拓したい」と話した。
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