アイエイアイの新本社工場

小型産業用ロボットのアイエイアイ(静岡市)は7月、静岡市内で新本社工場を稼働した。製造拠点としては4カ所目で最大規模。半導体や電気自動車(EV)向けなど製造業の自動化需要を取り込む。生産能力を倍増させ10年後に売上高2.5倍を目指す。

投資額は250億円。東名高速道路の清水ICから車で10分ほどの距離に11万5000平方メートルの土地を取得し、10階建ての事務棟と4階建ての工場を建設した。17日に披露した石田徹社長は「少子高齢化でどの産業でも人手不足になるなか自動化ニーズに対応する」と語った。

同社の2023年12月期の売上高は約350億円。主力製品のファクトリーオートメーション(FA)向け電動アクチュエーター(駆動装置)は台数ベースで国内シェアが約6割と首位を誇る。省エネ性能やコストの低さが強みだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。