17年の協業開始以降、ヤンマーと井関農機が共同開発した田植え機

ヤンマーホールディングス(HD)傘下のヤンマーアグリ(岡山市)と井関農機は18日、トラクターなどの小型の農業機械を共同で開発すると発表した。相互にOEM(相手先ブランドによる生産)供給するなどして、2025年以降に市場に投入する。中山間地などに使う小型農機の需要は減少している。協業を通じて互いの供給体制を維持する。

トラクターに加えてコンバインなども共同開発の対象とする。両社は2017年に国内向けの農機を共同で開発・生産することで合意。すでに共同開発した田植え機を販売している。

国内農機市場ではクボタのシェアが高く、ヤンマーアグリと井関農機は業績を拡大できていない。農家の高齢化もあって小型農機の需要が減少するなか、両社で開発や生産を共通化することで利益率を底上げしたい考えだ。

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