東急ストアは、総菜の構成比を通常店の2倍に拡充した食品スーパーを25日に東京都渋谷区で開業する。渋谷駅直結の商業施設内に出店する。弁当やおにぎりを豊富にそろえ、近隣のオフィスに勤務する人のランチ需要を取り込む。年間10億円の売上高を目指す。
渋谷駅直結の商業施設「渋谷サクラステージ」の2階に食品スーパー「東急ストア渋谷サクラステージ店」を開業する。利用者の約7割を同駅周辺で働く人々と想定している。取り扱う商品約5400品のうち3割が総菜で、構成比率は通常店舗の2倍となる。
通常店舗より広い面積を確保した冷凍食品売り場では冷凍の弁当や総菜を取り扱う。観光客らのニーズを見込み、渋谷にある醸造施設でつくったワインや、渋谷に店舗をもつチーズ専門店「CHEESE STAND（チーズスタンド）」の商品も品ぞろえする。
近隣の飲食店の利用を想定し、冷凍のチャーハンや唐揚げ、大容量のマヨネーズも販売する。東急ストアの寺井紀樹・開発統括室店舗企画部長は「業務用食品など新しい商品の販売に挑戦して、販路を開拓していきたい」と話した。
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