クスリのアオキHDは取締役3人の解任を求める株主提案への反対を表明した

クスリのアオキホールディングス(HD)は18日、8月16日開催予定の定時株主総会に向け、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントから受けた取締役3人の解任を求める株主提案に反対すると表明した。取締役の人数を10人から11人に増やし、社外取締役を過半にする会社提案をすることも発表した。

オアシスはクスリのアオキHD株の約9.7%を保有する。同社の青木宏憲社長と青木孝憲副社長を対象とする有償ストックオプションの発行前に業績を不当に下方修正し株価を引き下げたなどとして、株主総会で青木社長ら3人の再任に反対票を投じるよう要請していた。

これに対しクスリのアオキHDは業績修正の正当性などを訴え、「当社に対する不信感を株主に不当に与えるものであり、極めて不自然な行為である」と主張した。

株主総会では取締役の数について現行の「10名以内」から「11名以内」とする定款変更も付議する。コーポレートガバナンスの強化が目的という。新たな社外取締役の候補者として花王の専務などを務めた竹内俊昭氏ら2人を提案する。

【関連記事】

  • ・オアシス、クスリのアオキ社長の解任提案 賠償求め提訴
  • ・オアシス、クスリのアオキの企業統治問う イオン総会で

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。