24日のニューヨーク市場では、前日23日に発表されたアメリカのテスラやグーグルの親会社の決算の内容を受けて企業業績の先行きへの懸念が広がり、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数がことし最大の下落率となるなど株価が大幅に下落しました。

また、外国為替市場では円を買ってドルを売る動きが強まり、一時およそ2か月ぶりの水準となる1ドル=152円台まで値上がりしています。

このため東京市場でも半導体関連や自動車、電機など輸出関連の銘柄を中心に売り注文が膨らんで、日経平均株価は一時、1300円以上値下がりしました。

▽日経平均株価、25日の終値はきのうの終値より1285円34銭、安い3万7869円51銭で、終値としてはことしに入って最大の下げ幅となり、およそ3か月ぶりに3万8000円を割り込みました。

▽東証株価指数、トピックスは83.26、下がって2709.86。

▽1日の出来高は21億1519万株でした。市場関係者は「日経平均株価は7営業日連続の値下がりで、この間、3000円を超える大幅な下落となった。日本企業の決算発表がまもなく本格化する中、アメリカの株安に円高が重なったことで、業績の先行きへの警戒感が出て、投資家心理が急速に悪化している」と話しています。

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