ヤマハ発動機は26日、新型の自動変速機構を搭載した大型スポーツ二輪車を年内に国内で発売すると発表した。発進や停止、変速時に必要なクラッチ操作を自動制御する。シフトペダルやクラッチレバーをなくし、シフトはハンドルにあるボタンで操作する。スムーズなギアチェンジでストレスなく走行したいというベテランライダーや初心者らのニーズに応える。
大型スポーツ二輪車「MT-09」に、新型の自動変速機構「Y-AMT(ワイ・エーエムティ)」を搭載する。シフト操作は手元の「+(プラス)」と「ー(マイナス)」のボタンで切り替える手動変速モードと、自動変速モードを備える。自動変速モードではアクセルとブレーキの操作のみで走行できる。
二輪車の変速機構の自動化は各社で進む。ホンダは23年12月、クラッチ操作を自動化できる二輪車を24年に発売すると発表した。ヤマハ発は今後、排気量700cc以上のクラスにもY-AMTを搭載する。
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