じもとホールディングス(HD)は26日、傘下のきらやか銀行の資本金と資本準備金を減少させると発表した。それぞれ341億円ある資本金、資本準備金を、9月下旬にどちらも240億円に減らす。減資した部分は最終的に繰越利益剰余金に振り替えて、3月末時点での欠損額222億円を全額解消する。

マイナスだった繰越利益剰余金をゼロにすることで、同行が注入される公的資金480億円の返済に向けた土台をつくる。じもとHDは資本金などの減少の狙いを「効率的な資本政策の実現やきらやか銀の早期の配当再開をめざすこと」としている。

きらやか銀は9月末に公的資金200億円分の返済期限が迫る。これまで返済に向けた利益剰余金を積み上げられておらず、国側と返済期限の延長を巡り協議を進めている。

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