ミスミグループ本社が26日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比52%増の92億円だった。中国の設備投資需要が回復し、工場の自動化を進めるファクトリーオートメーション(FA)関連の部品販売が伸びた。円安も利益を押し上げた。
売上高は11%増の995億円、営業利益は31%増の118億円だった。円ベースの増収率は売上高の2割を占める中国が35%と地域別で最も大きかった。中国は前年同期に景気低迷で需要が落ち込んだが、景気の緩やかな回復で自動車産業向けを中心に販売が戻った。
売上高の4割を占める日本は2%の増収だった。米欧も円安効果で増収だったものの、市況悪化の影響で現地通貨ベースでは減収だった。
25年3月期通期の業績予想は従来から据え置いた。売上高は前期比7%増の3930億円、純利益は22%増の344億円を見込む。想定為替レートは1ドル=145円(24年4〜6月期は156.5円)で変えていない。
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