アステラス製薬は「ゾルベツキシマブ」の欧州展開を目指している

アステラス製薬は29日、胃がん治療薬「ゾルベツキシマブ」について、欧州医薬品庁(EMA)の下部組織である欧州医薬品委員会が販売承認勧告を採択したと発表した。欧州委員会(EC)は勧告を踏まえ10月までに最終的な承認の可否を判断する。すでに日本では承認されており、ピーク時に世界で1000億〜2000億円の売上高を見込んでいる。

アステラスは同日、尿路上皮がん治療薬「パドセブ」について、米メルクなどが開発している抗体医薬品との併用療法で販売承認の勧告が出たと発表した。一般的な化学療法に並ぶ治療法となる可能性がある。この併用療法については2023年12月に米食品医薬品局(FDA)から承認を得ている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。