JR名古屋高島屋(名古屋市)は31日、ショールーム機能に特化した「売らない店」の催事を始めた。カメラ付きドローンや心を癒やすロボットなどを展示。店舗では売らず専用の電子商取引(EC)サイトで購入してもらう。JR名古屋高島屋は体験を重視した「売らない店」の採用を検討しており、催事として実験的に開く。
アメリカ発の体験型店舗「b8ta(ベータ)」が出店した。名古屋市での知名度向上を目指す企業が商品を出品する。目玉展示のカメラ付きドローンは顔を認証することで姿を追従し、録画や撮影が可能だ。
担当者は「催事を重ねて需要があれば常設化していきたい」と話す。販売型と体験型の二本柱のビジネスモデルで、消費者の購買意欲を高める。買わなければならないという店舗のイメージを払拭し、客が商品を吟味できる環境をつくる。
高島屋は2022年に体験型店舗の「ミーツストア」を始めており、東京都や京都府の店舗に出店している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。