点火プラグの販売が好調だった

日本特殊陶業が31日発表した2024年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比16%増の278億円と第1四半期として過去最高だった。主力製品の自動車用点火プラグが欧州を中心に好調だった。為替の円安も追い風となった。

売上高に当たる売上収益は12%増の1654億円だった。点火プラグの売上収益は17%増えた。欧州に加え北米でも補修品を中心に販売が伸びた。原材料高の価格転嫁も進んだ。

営業利益は391億円と38%増えた。円安が約66億円の押し上げ要因となった。事業別では点火プラグを含む自動車関連事業の営業利益が31%増えた。半導体製造装置用部品などを手掛けるセラミック事業の営業利益は3%減った。

25年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比0,4%増の830億円とする従来見通しを据え置いた。

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