工具通販大手のMonotaROが1日発表した2024年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比15%増の124億円だった。通販サイトの「モノタロウ」の新規顧客が増えたほか、インターネットを通じて資材を調達できる大企業向けシステムの採用が広がったことも寄与した。

売上高は12%増の1393億円、営業利益は15%増の177億円だった。切削工具などの販売が好調だった。自社サイトを検索エンジンで見つけやすくする最適化やネット広告による新規顧客の開拓が進み、6月末の登録口座数は962万件と1年前から12%増えた。

24年12月期通期は売上高が前期比13%増の2865億円、純利益は15%増の250億円とする従来予想を据え置いた。

同日に記者会見した田村咲耶社長は、日銀の追加利上げの影響について「円高によるコスト削減などはあるかもしれないが、顧客の業種が多岐にわたるためトータルでは業績に影響は出ないと考えている」と話した。

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