米電子商取引(EC)大手のイーベイの日本法人、イーベイ・ジャパン(東京・港)は1日、ローソンの店頭で出品物の国際配送を手続きできるサービスを始めたと発表した。海外向けに商品を販売した出品者はこれまで国際便の配送業者に自宅や事業所まで荷物を取りに来てもらう必要があった。より手軽に発送できるようにし、越境ECを始めるハードルを下げる。
新サービスでは情報端末「ロッピー」が設置してあるローソンやミニストップのほか、最寄りの郵便局で配送手続きができる。手続きした荷物は各店舗からイーベイが提携する出荷拠点に送られ、航空便で海外に発送される。配送代を含めたサービス利用料は1141円から。米国向けから対応し、24年秋までに英国やドイツ向けも対象に加える。
イーベイなどのECサイトを介して海外向けに商品を販売する越境ECは、円安を背景に需要が増えている。1日、東京都内で記者会見したイーベイ・ジャパンの岡田雅之社長は「特に個人での国際配送は大変なイメージが強かったが、コンビニ配送の対応で手軽に始められるようにしたい」と話した。
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