新卒採用の面接の際に店舗見学の機会も設ける

呉服販売・レンタルのたちばな(長野市)は2024年4月入社の新卒社員を対象に、働く地域や店舗を選択できる「地域採用コース」を導入した。どの部署や店舗に配属されるか分からない「配属ガチャ」への不安を払拭しつつ、選考過程で店舗や地域との相性も見極め採用後のミスマッチを解消する狙いだ。

同社は呉服店やフォトスタジオなどを全国で約40店舗展開する。これまでの新卒採用は原則として全国が勤務地だった。24年4月入社から全国転勤のあるコースと地域限定のコースを設けたところ、新入社員21人のうち14人が地域採用コースを選択した。

地域採用コースでは店舗ごとの受け入れ可能人数などを基に、1次面接を通過した学生が希望する地域、さらには店舗も選択できる。選択地域のマネジャーや部長、店長らが面接に携わることで、配属店の社員との相性まで見極めて選考できるようにした。

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