食品卸大手の旭食品(高知県南国市)は食品の輸入卸売事業を手掛けるイマイ(東京・新宿)を買収したと発表した。7月26日付で発行済み株式の8割を取得した。投資額は非公表。旭食品は海外事業の強化を進めており、海外で商品の調達ルートを開拓する。国内の販売でも協力する。

イマイは1953年設立で、食品、冷凍食品、酒類、菓子などの輸入と卸売販売を手掛ける。ブラジルなど南米や欧州のほかアジアにも調達先を広げている。現地商品を日本向けにアレンジする技術も持つ。2024年3月期の売上高は22億円だった。

旭食品のグループ会社には輸出入事業のフーデム(神戸市)があり、商品調達で協力する。関東が中心のイマイの販売先を西日本エリアにも広げ、相乗効果を生み出すとしている。

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