クリレスHDは米国のベーカリーレストラン「ワイルドフラワー」事業を買収する

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(HD)は6日、子会社を通じて米国で飲食店を手がけるワイルドフラワーブレッドからベーカリーレストラン事業を買収すると発表した。取得額は41億円。日常使いされるブランドを傘下に入れて事業基盤を強化しつつ、今後の成長余地が見込める北米での事業展開を加速させる。

米アリゾナ州で16店舗展開するベーカリーレストラン「ワイルドフラワー」事業を9月に取得する。店舗や人材などを譲り受ける。2025年2月期の連結業績に与える影響は精査中。

「ワイルドフラワー」はサンドイッチやサラダ、スープ、パスタなど朝食から夕食まで時間帯に合わせた幅広いメニュー展開で、日常使いのレストランとして現地で支持されている。23年12月期の売上高は4390万ドル(約63億円、1ドル=145円で換算)、営業利益は280万ドルだった。

クリレスHDは足元では米国とシンガポールに約50店舗を構え、北米におけるM&A(合併・買収)による事業基盤の拡大を成長戦略の柱と位置付ける。19年には米カリフォルニア州を中心にイタリアンレストランを運営する企業を買収している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。