中国の税関当局が7日発表した先月の貿易統計によりますと、輸出額はドル換算で去年の同じ月と比べて7%の増加となりました。

輸出額が増加するのは4か月連続で、主要な貿易相手の東南アジア向けが大きく増えたことや、アメリカやヨーロッパ向けも増えたことなどが主な要因です。

また、輸入額は去年の同じ月と比べて7.2%の増加となり、2か月ぶりのプラスとなりました。

中国では、不動産不況の長期化などを背景に内需が停滞しているほか、デフレへの懸念がくすぶるなど、景気の先行きに不透明感が広がっています。

さらに、中国製のEV=電気自動車などが過剰生産によって不当に安く輸出されているなどとして欧米で関税を引き上げる動きも出るなか、今後も貿易の拡大が続くのか注目されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。