国内の大型ビルを中心に空調制御機器需要が好調だった

計測・制御システムを手掛けるアズビルが7日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%増の48億円だった。国内では都市再開発が活発で、ビルの空調制御機器などの需要が増加し利益を押し上げた。円安も寄与した。

売上高は7%増の655億円、営業利益は24%増の57億円だった。国内では大型ビル向けの空調制御機器や、省エネルギー化に向けた改修需要が堅調で全体の売り上げを支えた。中国の市況回復の遅れから半導体製造向けの計測・制御システムなどの売り上げが低調だった。

25年通期の業績予想は据え置いた。売上高は3%増の3000億円、純利益は7%減の280億円を見込む。

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