旅行事業が堅調に推移したが、コロナ関連受託事業の減少を補い切れず減益となった

近畿日本ツーリストなどを傘下に持つKNT-CTホールディングス(HD)が7日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%減の17億円だった。国内旅行とインバウンド(訪日外国人)向け旅行が堅調に伸びたが、新型コロナウイルス関連の受託事業の取り扱いが大幅に減少したことが響いた。

売上高は8%増の688億円、営業利益は29%減の18億円だった。国内旅行はテーマパークの入場券がセットになった商品や、北陸新幹線の延伸を受けた北陸方面のツアーが好調だった。一方、利益面では旅行事業に比べて利益率の高いコロナ関連受託事業の減少を補い切れなかった。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。

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