東邦アセチレンが9日発表した2024年4〜6月期の連結純利益は、前年同期比44%増の3億3500万円だった。主力のガス関連事業が堅調に推移したほか、食品関連器材も利益を押し上げた。売上高は微増の83億円だった。

ガス関連事業は5%の増益だった。電気料金の燃料費調整費の下落で製造コストが減少した。食品関連器材は出荷量が減少したものの、食品用ガス容器の購入がなかったことから、営業利益は12%増加した。

25年3月期通期の業績や年間配当金の予想は据え置いた。堀内秀敏社長は「既存事業の競争力強化と食品用や医療用ガスなどの高機能分野に注力していく」とコメントした。

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