九州フィナンシャルグループ(FG)が9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%減の92億円だった。23年4〜6月期に保有株式を集中的に売却しており、反動で傘下2行合算の株式等関係損益が66%減少したことが響いた。
傘下銀行単体の本業のもうけを示すコア業務純益(除く投資信託解約損益)は肥後銀行が16%減の43億円、鹿児島銀行は1%増の55億円だった。貸し出しが伸びて合算の資金利益は9%増えたが、賃上げやシステム関連費用の償却などで経費が膨らみ減益となった。
25年3月期の業績見通しは据え置いた。純利益は3%減の255億円を見込んでいる。
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