中国・海爾集団(ハイアール)傘下で家電を製造するアクア(東京・中央)は9日、年間消費電力量を従来機種に比べ27%減らせる冷凍冷蔵庫を28日に発売すると発表した。冷蔵庫の運転状況に合わせ、冷却を担う部品の出力を調節する装置を搭載した。
発売するのは3ドア式の冷蔵庫「AQRー26R」。容積は262リットルで、価格はオープンだが市場想定は13万2000円。中価格帯のモデルで、20〜30代家庭の需要を取り込む。消費電力量を従来から13%減らした4ドア式(容積362リットル)の「AQRー36R」も22日に発売する。
燃料費の高騰や国内の電力供給力が不足し、電気代の高騰が続いている。住宅メーカーの一条工務店(東京・江東)が3月に全国の男女を対象に実施したアンケート調査によると、家計で最も物価上昇の影響を受けているものとして「電気代」を挙げた人が4割を超えた。
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