映画撮影所から排出されるペットボトルを再生する

伊藤園と東映は9日、東映東京撮影所(東京・練馬)と東映京都撮影所(京都市)で回収したペットボトルを粉末状に加工し、ペットボトルとして再生させる取り組みを始めたと発表した。2つの撮影所を合わせて、昨年は約11.5トンのペットボトルが排出されており、同等の量の回収を目指す。

再生されたペットボトルは伊藤園の製品に使う。同社は7月、近鉄グループのテーマパーク、志摩スペイン村(三重県志摩市)でもペットボトルを再生する同様の取り組みを始めた。

国内では使用済みペットボトルのリサイクルが進んでいるが、化学繊維など別の形に加工された上で、処分されてしまうケースが多い。使用済みのペットボトルを再生して、新たにペットボトルとして活用する「水平リサイクル」を進めることで、環境負荷を減らす効果が期待できる。

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