シャトレーゼを創業し、大手菓子チェーンに育てた斉藤寛氏(2022年12月)

和洋菓子大手シャトレーゼ(甲府市)の創業者で、同社を傘下に置くシャトレーゼホールディングス(HD、同)会長の斉藤寛(さいとう・ひろし)氏が10日、心不全のため死去した。90歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は次女でシャトレーゼHD社長の斉藤貴子さん。後日、お別れの会を行う予定。

山梨県甲州市出身。1954年にシャトレーゼの前身となる焼き菓子店を甲府市で創業。素材にこだわる菓子づくりと85年に始めた菓子の製造小売り(SPA)が消費者の支持を受け、同社を国内約840店舗、海外約180店舗の大手菓子チェーンに育てた。ホテルやゴルフ場、ワイナリーなどにも事業を広げた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。