新潟県内の米菓会社の商品値上げが相次いでいる。亀田製菓は17商品を9〜22%程度、岩塚製菓は9商品を4〜15%値上げする。コメなどの主原料や人件費、物流費などが高止まりするなか商品価格に転嫁する。
岩塚製菓は9商品の価格改定のほか、「がんばれ小魚家族」など3商品で内容量を減らし価格を据え置く実質値上げを実施する。岩塚製菓の担当者は「インバウンド(訪日外国人)の増加などでコメの需要が増えており値段があがっている」とした。亀田製菓の対象商品は「ハッピーターン」や「ソフトサラダ」など。10月1日納品日から改定する。
越後製菓(新潟県長岡市)では今月1日出荷分から、「味の追求」シリーズ23商品を約4〜11%値上げした。9月2日出荷分からも17商品を約6〜18%値上げする。越後製菓では「主原料となる国産米の減収による調達難に加え、一部原材料価格、エネルギーコストの増大」などが値上げの背景にあるとしている。
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