ステランティス傘下のアルファロメオが日本で販売するEV

アルファロメオなどを傘下に持つ欧州ステランティスの日本法人は23日、簡易型ハイブリッドの「マイルドハイブリッド車(MHEV)」の販売を検討していると明らかにした。日本では電気自動車(EV)向けの充電網が未発達で、EVシフトが遅れている。電動車の種類を増やして顧客の選択肢を広げる。

2024年中にEVモデルを販売する予定のジープ「アベンジャー」、フィアット「600e」、アルファロメオの車両について、MHEVモデルの追加を検討する。

MHEVは減速時のエネルギーで充電し、発進や加速を電気が支援する技術を指す。一般的にガソリン車と比べて燃費性能が高く、ハイブリッド車(HV)よりも低価格だ。

日本経済新聞などの取材に応じた日本法人の打越晋社長は「まずはEVを日本市場で販売し、市場の反応を見ながらMHEVを検討する」と述べた。MHEVを販売する場合は、EV投入から最短で約1年かかるとしている。

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