商品別の販売額では、全体のおよそ7割を占める「食料品」が前の年の同じ月より11.7%増え、ふた桁の伸びとなりました。

店頭での値上げの広がりに加え、買い控えの動きにやや改善傾向がみられたことなどによるとしています。

また、「住宅関連品」はゲームやキッチン用品など日用雑貨の販売が好調で7.4%増加しました。

一方、「衣料品」は冬物のセールは好調だったものの気温が低かった影響で春物の商品が振るわず、3.3%の減少となりました。

調査を行った「日本チェーンストア協会」は、「一部の現場からは若干の改善がみられたという声も聞かれたが、店頭価格の上昇が売り上げをカバーしていて数字より実態は厳しい。全体として買い上げ点数の減少は続いていて、消費者の節約志向はまだまだ根強い」と話しています。

一方、昨年度1年間の売り上げは、およそ13兆7000億円で、前の年度より3.7%増えました。

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