「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」の外観。手前は映画「ファンタジア」に登場するミッキーマウスが表現された魔法の泉=千葉県浦安市で2024年4月23日、前田梨里子撮影
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 6月に開業する国内6番目のディズニーホテル、東京ディズニーシー(TDS)の「ファンタジースプリングスホテル」(千葉県浦安市)が23日、報道関係者に公開された。

 同ホテルは、6月6日に開園するTDSの新エリア「ファンタジースプリングス」を意味する「魔法の泉」のほとりに建ち、園内の雰囲気を感じながら滞在できるパーク一体型のホテル。

「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」ファンタジーシャトーの客室=千葉県浦安市で2024年4月23日、前田梨里子撮影
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 建物は地上9階建て、延べ床面積は約6万4000平方メートル。1階はパークとの供用部分となる。デラックスタイプの「ファンタジーシャトー」(客室数419室)と、東京ディズニーリゾート(TDR)では最上級の「グランドシャトー」(同56室)の2棟で構成され、それぞれレストランやラウンジなどが併設される。

 「ファンタジーシャトー」は、ディズニー映画のキャラクターや新エリアの動植物などのモチーフで装飾された客室を備え、料金は1人6万3500円(税込み)から。また、より豪華な「グランドシャトー」は、全客室にあるバルコニーやテラスから園内を見渡せ、ディズニーファンタジーを体感できる。料金は1人30万円(同)から。TDR内のアトラクションを優先的に楽しめる利用券(1室8枚)や専用席から人気キャラクターなどのショーを楽しめる鑑賞券(同4枚)が含まれる。

「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」グランドシャトーのラウンジ=千葉県浦安市で2024年4月23日、前田梨里子撮影
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 料金には、TDSの入園料は含まれないが、ホテルに宿泊すると、新エリア内のアトラクションに時間指定なく優先的に利用できるなどの特典があるチケット「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」(2万2900円から)を購入できる。

 同ホテルの桑名弘二総支配人は「客室、ロビー、レストラン、キャストのコスチュームに至るまで非常にデザイン性が高く、ファンタジースプリングスの世界観をアピールできている。ホテルに滞在中も、パークでの体験そのままの気持ちで過ごしてほしい」と話した。【石塚孝志】

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