日本で培ったファミリーレストランのノウハウを東南アジアに広げる(都内の店舗)

サイゼリヤは20日、ベトナムに進出すると発表した。9月をめどに現地法人を設立し、同国内でファミリーレストラン「サイゼリヤ」のチェーン展開を始める。人口減で中期的に国内の外食市場の縮小が見込まれる。すでに進出済みの中国やシンガポールなどに続き、海外事業を拡大して新たな収益源にする。

現地法人のベトナムサイゼリヤの資本金は8億円。1号店の出店時期や出店計画などの詳細は今後決める。同社は2003年に中国・上海に海外1号店を開業したほか、08年には台湾やシンガポールなどに進出するなど海外事業を拡大してきた。足元で中国を中心に約500店の海外店舗を運営する。

同社は「(サイゼリヤの)サービスがアジア市場で十分受け入れられる」と強調した上で、「ベトナムにおける更なる事業の拡大を図っていく」としている。

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