杉本商事は20日、10月1日を効力発生日として1株を2株に分割すると発表した。20日の終値ベースで約26万円の最低投資金額を引き下げ、個人投資家の資金流入や株式の流動性の向上を目指す。2025年3月期の配当予想を実質的に引き上げることも公表した。

同日、25年3月期の期末配当を20円にすると発表した。中間配とあわせた年間配当は分割考慮前の換算で75円となり、従来予想の70円から実質増配となる。

東証による「資本コストや株価を意識した経営」要請への対応方針も同日発表した。中長期的にPBR(株価純資産倍率)を1倍以上とするため、足元で40%程度の配当性向を27年3月期に50%以上を目標に引き上げる。同社のPBRは20日時点で約0.7倍と解散価値の1倍を下回っている。

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