オリックス自動車(東京・港)は23日、金沢市にトラックのレンタルの営業所を開設した。能登半島地震の被災地の復興作業に向かう土木事業者などの利用を見込み、ダンプカーなど計400台を配置する。同社は東日本大震災でも被災地周辺に同様の拠点を開設してきた。北陸での営業拠点は初めてとなる。

ダンプカーなど計400台を配置する(23日、金沢市)

1月1日に発生した能登半島地震後、現地調査などを実施し開設に至った。石川県は能登半島地震の被害を受けた家屋などの災害廃棄物が240万トン以上発生すると試算しており、同社は「今後、廃棄物の運搬や処理が本格化する」と見込んでいる。新営業所を合わせて同社は20都道府県、計56カ所にトラックレンタルの営業所を持つことになる。

営業所には約170台のダンプカーのほか、約80台の人員輸送用の車両などが配置されており、利用状況などを見ながら拡充していく。

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