【ロンドン=湯前宗太郎】イタリア南部シチリア島の沖合で起きた大型ヨットの沈没事故で、行方不明となっていた英国の著名起業家のマイク・リンチ氏の遺体が22日、収容された。
21日には米金融大手モルガン・スタンレーの子会社で会長を務めるジョナサン・ブルーマー氏ら4人の遺体も引き揚げられていた。
計22人が乗った大型ヨットの沈没事故は19日に発生した。同日時点で15人がイタリアの沿岸警備隊などに救助され、海底に沈んだ船体付近では1人の遺体が見つかった。行方不明だった6人の捜索が続いていた。
21日と22日にリンチ氏ら5人の遺体が収容されたことで、合計の死者数は6人となった。残る行方不明の1人はリンチ氏の娘で、救助関係者が今も捜索を継続している。
リンチ氏はソフトウエア企業の創業など実績が豊富で「英国のビル・ゲイツ」と呼ばれる著名起業家だった。
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