セメント協会(東京・中央)がまとめた7月のセメント国内販売量は、前年同月比1.6%減の300万7656トンだった。23カ月連続で前年を下回った。建設現場の時間外労働規制などの影響で工事時間が短くなり、生コンクリート向けの販売が伸び悩んだ。各地の大雨の影響が販売減に追い打ちをかけた。

同協会流通委員会の福嶋達雄委員長(住友大阪セメント取締役)は「8月は後半に日本に向かう予想の台風の影響が懸念事項。(工事の中止などで)セメント販売が下押しされる可能性がある」と指摘する。

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