七十七銀行は26日、仙台空港鉄道(宮城県名取市)美田園駅の駅前再開発を巡り、不動産会社の久保田本店(仙台市)に総額36億5000万円のシンジケートローン(協調融資)を組んだと発表した。七十七銀が主幹事を務め、秋田銀行、山形銀行、東邦銀行、常陽銀行、杜の都信用金庫(仙台市)が参加した。契約は同日付。
久保田本店は調達した資金で複合商業施設の開発を進める。開発区域には地上1〜2階建ての施設を7棟建てる。2025年4月に完成、6月に施設利用の開始を見込む。スーパーや飲食店などが入居する予定だ。
美田園駅は仙台空港鉄道が運営する仙台空港アクセス線の駅。近隣の杜せきのした駅とともに仙台市のベッドタウンとして住宅需要が高まっていることが新規開発の背景にある。
久保田本店は1952年設立で、仙台市内を軸に不動産の賃貸や売買を展開する。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの開発・運営も手掛ける。
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