東京海上日動火災保険など8社はマルハニチロ株を売り出す

マルハニチロは26日、東京海上日動火災保険や農林中央金庫、損害保険ジャパンなど株主の金融8社が9月中にマルハニチロの株式325万8100株(議決権ベースで6.5%)を売り出すと発表した。売り出し価格は今後決めるが、26日終値で算出すると総額100億円規模になる。各社が進める政策保有株削減の一環で、投資家層の拡大や株式の流動性を高める狙い。

売り出し価格は9月3〜5日のいずれかの終値を基準に決め、決定日の5営業日後に株式を受け渡す。需給動向に応じて実施するオーバーアロットメントによる売り出しは、48万8700株を上限とする。

マルハニチロの2024年3月期の有価証券報告書によると、農林中央金庫は第4位の株主で約186万株、東京海上日動火災保険は第7位で約75万株を所有する。東京海上は保有株の大半を売り出すことになる。

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