新型コロナウイルス禍の在宅勤務の推進で導入が進んだノートPCの買い替え需要が旺盛だ(ビックカメラ有楽町店のパソコン売り場)

電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、7月のパソコン(PC)出荷台数が前年同月比37.7%増の57万9000台だったと発表した。出荷金額は同32.5%増の678億円だった。台数・金額ともに2カ月ぶりにプラスに転じた。新型コロナウイルス禍の在宅勤務の推進で導入が進んだノートPCの買い替え需要がけん引した。

出荷台数の約9割を占めるノートPCが43.2%増の49万5000台、出荷額は573億円だった。特にノートPCの中でも画面が比較的小型の「モバイルノート」が好調で、出荷台数は69.5%増の25万9000台、出荷金額は71.5%増の300億円だった。法人・個人向けともに買い替えが進んだためとみられる。小中学校に1人1台ずつ端末を貸与する政府の「GIGAスクール構想」の買い替えも先行導入校で始まっている。

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