秋田県にかほ市で2023年度に本格販売した「漁船酒madara(まだら)」がリニューアルされた。地元漁師が漁船で地酒を1カ月保管して揺らし続けることで、まろやかな味わいに仕上がる。市内の宿泊施設や飲食店で販売し、観光誘客につなげる。
企画したのは地域資源を生かしたまちづくりに取り組む一般社団法人のロンド(にかほ市)。室町時代創業の老舗酒造、飛良泉本舗(同)の地酒を一升瓶(1.8リットル)で138本分使い、秋田県漁協南部支所所属の底引き網漁師5人の協力を得た。
23年度は少しまろやかさのある日本酒を使っていたが、24年度は漁船で揺らした後にまろやかさが引き立つように日本酒の配合を見直した。提供する施設や店、消費者の意見を参考に改良した。
にかほ市内の宿泊施設や飲食店の13店が扱っており、年内の完売を見込んでいる。
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